( 李牧 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第628話 )
もう1月も12日ですが、新年あけましておめでとうございます。
今年初めての更新イキナリ遅れてしまいましたが、どうか本年も宜しくお願い致します。
さて、さっそくキングダム本編内容に!
もう皆さまもご覧になられましたように、新年早々のキングダムもカナリ波乱です。
ジャンプ作品を見慣れている方にとっては、想定内であったかもしれませんが、主人公死亡イベントが来ましたね。
信は死亡しながら精神のチカラだけで戦っていた?
ジョジョ第五部のブチャラディ状態じゃないですか~。(泣)
そして、死亡した?と思しき龐煖の回想なのか? 冒頭から龐煖の回想シーンが描かれまして、彼のご両親と幼き頃、ってゆうかまだ殆ど赤ちゃんであった頃の龐煖が仙台の武神に攫われていった様が描かれて、
急速に、読者の心理も龐煖の内面側に迫った方向へと誘導されていきました。
コレは最後の最後で龐煖の側に残された良心の革新に迫れそうな流れになってきたので、主人公復活イベントにも関連する流れとしても、この先のキングダムが見逃せません。
直近の回想話である第622話、623話で李牧が振り返っていたように、『腸がはみ出ていた。』と言うくらいのダメージが『朝、目が覚めると何故か体が治っていた。(体がおきあがれるくらいに)』と回顧しているだけに、反証からも武神として成長していた龐煖が龐夫婦の“手かざし再生医療”のスキルを継承していた可能性が極めて高いコトも示唆しています。
さらに、ここに来て自分ふくめて大半の読者様もそうだとおもうのですが、龐夫婦の手かざし治療法の能力を色濃く受け継いでいるであろうという回顧場面の老人のコメントを目の当たりにした結果としては、
もうココから先は龐煖が最後の力を振り絞ってもらって、最期の特殊スキルとして『手かざし再生医療』を発動してもらわなくては、僕らの主人公信がマジで他界してしまいます。
今となっては、信が復活するには龐煖頼み感が非常に色濃くなってきてしました。
去年の暮れあたりから、「出てきた龐煖が強すぎる」だの、「羌瘣の与えたダメージはどうしたよ!?」だのと言っては、「我武、全然死にそうにないぞ!?」などと、本ブログにて彼のしぶとさに文句ばかりつけていたのですが…、
龐煖さん!?
いや、龐煖様!?
いやいや龐煖大統領閣下?
あるいは龐煖法王教皇猊下!!
今まで本当にスイマセンでしたー!!
「まだかな?早く死なねーかな?」的なことばっか書いていて、マジですいませんでした、今回ばかりはお願いですからまだ死ないで下さい!!
どうか信の体を治してやってください。(泣)
ホントはまだ生きてらっしゃって、李牧にもやっていたアレ、“手かざし療法”出来るんですよね?
ふぁっ!? いや~、よく見たら龐煖様は流石です!
岳嬰なんかとは違って、あの信の渾身の一閃を喰らっていながらも上半身を繋ぎとめていられるほどの頑強さとは恐れ入りました。
それでいて、既に死んでしまったように見せかけるなんてヒドイじゃないですか~、僕らビックリしちゃいましたよ。へっへっへ。(汗)
僕らみんな信じてましたよ~、龐煖様こそが最強の武神オブThe武神って♪ あれですよね? キングダムの世界では“武神”と書いて“そうりょ(僧侶)”と読むんですよね。
腕っぷしが強くて回復呪文も任せとけ!なんてドラクエ5の主人公みたいじゃないですか~。いや~、僕また龐煖さんのイイとこ見つけちゃったな~。(汗)
それにしても作品上の役割とは言いながら王騎将軍の敵役とは、損な役回りでしたよね~、そのご心労たるや相当なモノだったとは僕ら察していましたよ。
私ら当ブログの閲覧者様一同は、龐煖様のご苦労とキングダム内でご立派な働きキチンと理解していましたよ。
だからお願いしますね ;∀;)?
お願いしますから、信を助けて下さい龐煖さん。
え?でもあれ?原先生??合併と休載で中2週間もの間、信が生命活動停止で、頼みの龐煖様も瀕死で放置ですか?
神(作者)とヤングジャンプ編集の皆さん!?至急2人のためにICU(集中治療室)を確保してください。
李牧がどう逃げるかも気になるけど、その間に2人とも死んじまったらどうすんだよ!
1月30日ヤングジャンプ掲載予定、キングダム第629話について予想。
ここから発生可能なネタバレを検証します。
キングダムネタバレ-628話のおさらい
第628話の予想⇒【キングダムネタバレ最新第628話予想 李牧逃げる和睦は自殺行為】
キングダム考察-龐夫妻とベビー
これは、龐煖の彼方の記憶なのでしょうか?
ある地方の山間集落にて、住民のへの医療活動に従事する龐煖の両親の在りし日の姿が描かれます。
さして、薬草や医療器具も持たず、何やら手かざしで住民の身体不調を治癒するこの二人、とくにお父さんの方は、龐煖と同じ眉毛の生え方で親子の特徴を捉えています。
それにしても、武神になってしまった当の龐煖とは違い、とても穏やかな顔をされています。
夫妻を見つめる、住民の代表らしき長老と村人との会話で、龐夫妻だけでなく、産着に包まれているほどの赤子である龐煖の姿もここにあるコトが描かれています。
そう!ゼロ歳児なのに、この眉毛!まさしくベビー龐煖その人です。
この穏やかな寝顔。もう完全に、私も毒気を抜かれました。
キングダム考察-先代武神
そこに全ての悪の元凶といってもいいコイツ、先代武神である名称不明の何某(なにがし)が現れました。
いや?その何某ももとはと言えば攫われた赤子だったと思うと、悲劇の連鎖で、彼も被害者の一人には他ならないのですが…、
それでも仮にも武神と名乗る武の追及者たる者が、何の戦闘意思も持たない一般人をあいてに圧倒的暴力を発揮して、赤ちゃんを攫って行くなんて、やはり見るに堪えない想いです。
最期の力で龐煖の名を言い残す母親。
まだ赤ちゃんだった龐煖が何故自分の名前を知っているのか謎ですが、その名を聞いた先代の武神が本人に龐煖の名を伝えたのか?
それとも、類まれな才能の塊である龐煖だけに幼児健忘が働かず新生児期、胎児期の記憶がちゃんと残っていたなどの理由があっても頷ける思いです。
つーか先代の武神、粉ミルクも無い時代にどうやって新生児なんか育てたんだ!?
アレか?羌瘣が「常識を超える修練のなせる業」と言っていたように、例えば、激しい修練の結果、子供をさらった武神は自分の身体のホルモンバランスを調整して母乳が出せるとかの特殊スキルも習得しているとかなのでしょうか?
確かにそれなら、他の求道者みたいに空を飛んだりとかするよりも、まだ可能性がありそうな気もするのだが、どうなんでしょう?
さらに常識の範囲で考えて、母乳が出る適齢の別の女性を攫ってくるあたりが妥当な実情なのでしょうか。
両親が在りし日の回想から朱海平原の龐煖の姿が描かれます。
徐々に目の光が薄らいでいきますが…、まだ龐煖さん、貴方は死んではいけません。
ご両親から受け継いだ、あなたの真の才能を発揮する瞬間がまだ残っています!
キングダム考察-逃げる李牧に追う秦軍
飛信隊のみんな、そりゃ喜ぶでしょう。
特に、王騎将軍からの因縁をしる結成時期の飛信隊のメンバーはひとしおです。
尾平や慶さん昂くんも、恐怖を乗り越えて最前線まで来ていただいた意味も生きてきます。
また、飛信隊の歓声はその輪を一気に広げて、正面側の王翦のところにまで、信が趙三大天龐煖を討ち果たしたとの報告として伝播します。
そして、その場を目の当たりににしていた李牧の姿も描かれ始めます。
龐煖の最後を見届けた李牧。
本当は、龐煖にその場を任せて、次の戦術フローに移行できたハズなのですが、敢えて勝負の決着を見るまでその場を離れなかった彼ですが、流石に、この期に及んだとなれば、全軍に撤退の伝令を出すに至ります。
当初、朱海平原で王翦率いる秦軍にボロ勝ちする予定だった李牧ですが、ここからはある種の開き直り…。
もともと俺たちは、鄴さえ防衛できれば良かったんだもんね!と言わんばかりに、もう充分王翦軍は自分達を追撃できないくらいに弱らせたと言って、全軍、戦を解いて南下して、鄴を開放するための行動を開始します。
まぁ、桓騎軍を包囲する王都周辺軍の兵力がどの程度かは不明ですが、それでも朱海平原の残存兵力から王翦軍の足止め兵力を引いた相当数が合流するとなれば、次は桓騎が窮地に立たされることが分かります。
さらに、もとより李牧が自慢にしている雁門馬にここぞとばかりに発動するワープ技術があれば、確かに李牧の自信の裏付けが揃っている様にも思えてくるのですが、この点、王翦と桓騎、さらには昌平君が備えていたカードが李牧のソレを上回るのが予想できるので、これは次回キングダムへの予想論点として考察を進めることが出来ます。
キングダム考察-生命活動停止
信は既に命が尽きた状態で戦っていた。
前々回から羌瘣が必死に仲間に戦闘の中止を訴えかけていたことからも分かるように、信の体はとっくに限界を超えた状態で、精神のチカラで龐煖を討ち果たしたコトになりました。
勝利の歓喜もつかの間、間髪、総大将の李牧を今こそ討ち果たさんと行動を開始した飛信隊の面々。
楚水さんをはじめとする、有力指揮官の号令のもと、各自、進軍を再開します。
その最中、田永と飛信隊の隊士が信に追撃の準備を促します。
そして、前述の羌瘣を除いて、ここから最初の異変に気が付いたのは、この田永でした。
信が呼びかけに全く反応しないのです。
自分の騎馬を信に託すために、下馬した隊士が信の顔を覗き込んだトキ、絶望の色が飛信隊を覆っていきます。
田永と信に騎馬を勧めた隊士の反応から、渕さんや我呂たち、河了貂が信の様子の異変に気が付きます。
その様子の異様さに、尾平までものが気付いたトキ、ようやく羌瘣が、自分を抱えてくれている尾平にも聞こえるほどの声を出せるようになり…、
ずっと前から、信の命の炎が尽きていたというコトが告げられます。
キングダムネタバレ-信の蘇生
現代医学では一般的に、心肺停止をはじめとする生命活動停止の状態と、完全な医師による死亡確定状態とは区別されて、人体の生命状態が表現されています。
なので、一旦、生命活動を停止した人間を蘇生させる為の蘇生医学なんてものもあるワケなので、まぁ、ギリギリ、今回の田永や羌瘣の目線で一度死んでしまった主人公を復活させるイベントとして次回のキングダムが描かれても、多分に無理スジの中でもギリギリセーフの主人公ピンチとして表現されるのかもしれません。
ネタバレ予想-復活の仕方
まぁ、それでもここでキングダム内で言う意味の蘇生治療って、もう別に人工呼吸するとか電気ショック与えるとかでは無しに、冒頭上述の通りに、①龐煖にもう少し死ぬのを待ってもらって“手かざし治療法”を実施してもらうか…、【まさしく神(武神)頼み。(笑)】
それともあの世を垣間見た信が、漂とか王騎、麃公将軍あたりに皆合して、『ここからがお前の本当の戦いやで。』みたいなコトを言われて、②霊界に入る寸前に蹴り返されて復活とか…、
うーん?ちょっとキングダムらしくは無いような気がするのですが、結局スピリチュアル路線を踏襲しての信復活ぐらいしか、信蘇生イベントの落しどころが無いことになります。
京令医師団による向ちゃん復活劇なんかは、古代中国の医術史に触れる形で、いかにも歴史漫画してくれてたのと、信と同じく深いダメージを抱えているとは言え、薬草や人体構造にも詳しい暗殺者知識の転用が可能な羌瘣の意識が戻っている今なら、なるべく現実的な路線を踏んでの主人公復活劇もありかなと思ってたんですがね。
まぁそれでも、今回のようなスピリチュアル路線を踏襲すると、①で武神の内面に触れることが出来て、読者も一応の武神の側の立場や心情に立った理解を得られるので、キングダムの大将軍を描くうえでも倒した敵の想いをも引き継いで強くなると言ったテーマ性からも無難な落としドコロなのかもしれません。
②の三途の川みたいな描写は、それこそスピリチュアルそのものだし、そもそも亡くなってしまった後の連中と、死後もコミュニケーションが取れるなら、連載当初のそれぞれの王騎や麃公のラストメッセージはなんだったのか興ざめになるので別の漫画でやってくれという気がします。
で、ここからさらに①を深堀すると、龐煖も龐煖なりに時代の被害者というか、先代の武神に両親を殺されて、自身も拉致されて、さらには長年もの間、洗脳とも言っていい歪んだ武神教育を受けて育ったという悲劇も抱えているワケなのと、
また、連載の初期の段階で(参照:149話)、羌瘣から武神と言われる求道者連中が、幼い子供を拉致して業を承継すると言った被害者性の一端を聞かさせていた事実も手伝って、最期は自分を助けて、曲りなりも龐煖自身も人を救う道を模索していたという究極的な目的での重なり合いに帳尻を付けて、彼と戦った事実を糧にしていくことも可能ではないのかとも予想できます。
ネタバレ検証-最近スピリチュアルネタ多くない?
とは言えですよ…?
ぼく個人的な意見としては1つ難点も感じていて、もしまだスピリチュアルネタがこの先頻出するとなれば、この先のキングダムが若干不安になってきます。
タダでさえ武神の存在がなくとも李牧のワープだったり、王翦が後出しジャンケンみたいに謎の飛信隊覚醒の見通しを宣言しだしたり、散々、堯雲がカイネに謎発言を残したものの、何の回収もせず死んで行ったりとか、藺相如の予知夢だったりとか…、提示したはいいけれど何か回収しきれないスピリチュアル&超常現象ネタの蓄積がカナリ大きいのも事実です。
ある意味、想いを誰かが継いでくれるって、半分、甘い考えと言う側面もあって、現実を考えてみれば生きて自分の目標は自分自身が達成しなければ、それを誰かが継いで達成してくれる保証など何処にもありません。
寧ろ、信や龐煖の生きた戦国時代って、大半がそのような断絶であふれていたハズなので、せめて信の復活劇はそんなに時間をかけずに端的に描いて、サッサと李牧の追撃戦とそれを躱す李牧の策戦と、それを遥かに上回る王翦と桓騎と昌平君の戦略性が見たいんだよ読者は!?とヤングジャンプを急かしたい気分でいっぱいです。
それも合併、休載が挟まれるワケなので、2月以降になってしまうのですがね…。
キングダムネタバレ-李牧、再び長距離ワープ
仮定として、桓騎を包囲する王都圏周辺部隊の総合数が、一定の規模を誇っていたとすれば、李牧は朱海平原の部隊の随伴南下を必要としないで、単身、自分だけでも鄴包囲軍に合流できれば、勝機ももっと大きかったのかもしれません。
そこで、上記の反証として考察を進めると、桓騎が鄴を包囲する約6万規模の包囲軍に対して、現状待機している王都圏周辺部隊の総合数はそれほど多くは無いのかもしれません。
となると、王翦が効率的に追撃戦を展開して、朱海平原の趙残存兵力をさらに削減すれば、李牧とその側近部隊が鄴に戻ったトコロで、秦軍にとってそれほどの脅威にはならないとも考えられます。
とは言え、李牧が多く抱えるのは、馬南慈やフテイをはじめとする、雁門馬部隊が一定数いることが考えられます。
この点を考慮すれば、李牧の算段としては、王翦の裏をかいてカナリの大多数の騎馬部隊を鄴に南下させることが可能であると踏んでいるのかもしれません。
キングダム予想-李牧の裏をかいて閼与占領
まあ、ワープ技術はさておき、現実的に李牧の撤退戦術の裏付けとして考えられるのは、上記の通りご自慢の雁門馬部隊を集めての先行南下部隊と、それ以外の部隊で構成された、王翦軍の足止め部隊で殿を構成するなどは現実的ですが、それは秦軍側としても当然予想できる範囲なので、下手をすると兵数を減らしただけの殿部隊が各個撃破されて終了と言う筋も考えられます。
そして、そこから先の話ですが、王翦の対処としては、ここで一旦、大半の読者予想で既に忘れ去られてしまった、閼与ネタが再燃することも考えられます。
鄴解放を目的として、馬速を優先する南下軍の先行部隊は、李牧の側近として連れ立ってきた雁門寄りの直下将兵である可能性が高いです。
そしてその反面で、上記の予想の南下軍の殿として残った残兵のほとんどは、元々は恐らく李牧が閼与にて編成した部隊の可能背が高いです。
そして、王翦としてはわざわざ城としての閼与を占領せずとも、所属兵としての大半を占める、この残存閼与兵を包囲無力化して、
直接『皆殺し』になるか『永劫の忠誠を誓う』かの二択を迫り、結果として『誓う』⇒『許す』から、連行した敵兵で閼与城の接収を行い兵糧確保する。と言うのが流れではないかと予想します。
そうなると、李牧本人が南下した、鄴と桓騎軍はどうなるのか??と言う論点が残ってくるのですが、ここで王翦が昌平君に託した救済策が桓騎軍方面に展開されることを予想しています。
この点は、二週間に渡って、合併と休載を挟む機関に追加予想として、記事を更新しようかと考えていますので、本編の進行が停止している期間の暇つぶしとして楽しんで頂ければ幸いかと思います。
― キングダムネタバレ最新629話 予想 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。
Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)
第628話の予想⇒【キングダムネタバレ最新第628話予想 李牧逃げる和睦は自殺行為】
第629話の予想2⇒【キングダムネタバレ最新第629話予想2李牧の撤退と昌平君への伝言】
第630話の予想⇒【キングダムネタバレ最新630話予想 飛信隊てめえらこそ立って戦え】