やっと、今週もヤングジャンプの発売日がやってきました。
キングダムネタバレ最新第549話感想と考察
(引用画像: 原泰久先生 作 キングダム)
前回からの続き、信と尭雲(ぎょううん)の一騎打ちの最中、渕さんの指揮する持ち場を中心に、大炎と化しつつあった、主戦場。
ほぼ乱戦状態となった、戦場中央に羌瘣(きょうかい)がやってきて、局面を打開するために自身で立てた作戦を敢行。
まずは楚水さんの部隊より、戦況が展開。
集まって来る趙軍を右から左に、ただそれだけでも大変なのに、楚水の部下がその様子を見ても、
「楚水副長!? 我々も大変ですが中が!」と、
楚水、分かって作戦を実行しているだけに、あえてその報告を聞くのみなのでしょうか。
同時に、岳雷と我呂のコンビ
岳雷「我呂!流しこんだ中がえらいことになっているぞ! 大丈夫なのか!?」
我呂「知るかよ!」
気にはなっても今や動き出した戦局です、後戻りはできないことを知りつつ、彼らの仕事は持ち場を堅守することしかありません。
もしかして、予想に反して、カナリ秦軍は押し込まれているのか!?
キングダムネタバレ最新第549話感想と考察 — 前半
と心配しつつページを進めてみると、互角?やや押している?
負傷しつつも、倒れながらも、多くの秦兵が奮戦しています。
新人の干斗と平来くんも奮戦中、コレだけの乱戦でもまだ倒れずに残っているのは新人ながら頼もしい限りです。
彼らのおかげで、きわめて一般人に近い目線で戦場が表現されているためか、描写が増えて以前よりもまして、緻密で深みのある戦いに描かれているような気がしてなりません。
そして、そこに崇原さんの雄姿が!
なんと一コマで5人もの敵兵を屠っています!?(; ・`д・´)
干斗、平来 「崇原歩兵隊長が本気だすとあんなにっ!?」と
自分たちの歩兵隊長の実力の高さに驚嘆しています。
そして、尾平も健在、干斗の横で、シッカリ解説してくれています(笑)
曰く、羌瘣(きょうかい)と剣撃で稽古していた崇原さん、さらに腕を上げトンでもない達人クラスにまでその剣技を磨いたのだとか。
そして、最も多くの敵を引き受けているであろう羌瘣(きょうかい)の動きについて、干斗が気にかけます。
何より初陣からの彼女を知る尾平です。
羌瘣(きょうかい)に幾度となく戦場で助けられた彼からいわせば、
曰く、「アイツが本気を出せばもう・・・、人じゃない」と、
端的に羌瘣(きょうかい)について干斗に表現してます。
うん、第9巻から全く変わらない彼女の評価(笑)
そして今回も、羌瘣(きょうかい)が登場、いきなり丸々1ページ、全コマかけて敵を斬りまくってます。
横斬、縦斬、逆回転。
趙兵のほとんどが、彼女の動きを捉える前に斬られています。
盾を構えながら周囲を圧迫された状態でさえ、僅かな瞬間的な巫舞の呼吸でしょうか?
一瞬ですり抜けて、一振りで7人の首がすっ飛んでます。
趙兵からも完全に化け物扱いです。
さて、ここまでの活躍は多くの読者も予想はしていた範囲だったでしょう。
そして、散々、趙兵を蹴散らした後、僅かな疲労の表情を見せた後、
おもむろに文玄という名の直属の仲間に声を掛けます。
多くのファンが懸念していた、彼女の唯一と言ってもいい欠点。
彼女の呼吸ギレ、スタミナの調整がここではかられます。
羌瘣(きょうかい)「ちょっと守って」
と、呼吸を少しでも早く整えるためでしょうか?指令は端的に言葉少なく、緑穂すら鞘にしまって、完全に座り込みました。
文玄さん、おそらく羌瘣(きょうかい)直下の歩兵部隊の相当レベルの責任者でしょうか?? あらかじめ羌瘣(きょうかい)の戦い方についてどのように連携するかを仲間と共に練っていたのでしょう。
士気も高く、仲間と羌瘣(きょうかい)を守るため、ガッチリ趙兵の動きを阻んでいます。
私も、どうやってこの呼吸制限を解決するのか??
この一週間ずっと考えていたんですが、これには驚きました。
つまり、剣の振るい方においても、彼女は闘い方を大きく変えたんですね。
今では、部下を持つことになった彼女の戦いかた。
言い換えれば、仲間を信じることのできるようになった、今の彼女の戦い方がココにあります!!(泣)
しかしながら、この作戦は趙兵にも羌瘣(きょうかい)の動きには限界があり、彼女の動きが鈍った間が、大きなチャンスでもあるコトを教えてしまいます。
自分の狙いどきを知った趙軍をみて、緑穂との対話で精神を鎮め集中を深めます。。
自分に呼吸制限があるコトが分かった上で、より長く戦える方法が有効であるコトを。
そして、自分がいかに多くの敵を斬れるかが重要で、それを実践するために。
将として、目覚めた彼女の戦いかたは、単に戦術や指揮の幅だけではなく、自分の弱点を補って強さを伸ばすために、仲間を信頼してキチンと守ってもらうという事だった。
コレも立派な、彼女の変化であり、新しい強みとなっているのだと感じた戦いです。
キングダムネタバレ最新第549話感想と考察 — 後半
そして、そこから何時間斬り合ったのでしょう??
楚水さんが、我呂が、
本陣からは河了貂が見守る中、、、。
再び、中央の戦場では、干斗が倒れながら趙兵を屠っています。
仲間はどうしたのでしょうか??
起き上がると、あんなにたくさんいた双方の兵士がもう、ほとんどまばらです。
隣の戦場で戦ってい王賁も激戦の一日が暮れていくのを仲間と共に確認するままです。
そして、羌瘣(きょうかい)や中央戦場の仲間を安否をよそに、
闘いは再び、信と尭雲(ぎょううん)の一騎打ちのもとに戻ってきました。
横なぎ一閃の尭雲(ぎょううん)の一太刀。
信、意識が飛んでいます。
本当にあれから何時間、何合打ち合っていたのでしょう。
タフネスに自信がある信でも、ここまで斬り合いが長期化すると、体躯で勝る尭雲(ぎょううん)に有利なのは明白。
ただ、尭雲(ぎょううん)も無傷ではなく、信を相手に気を抜いて戦うのは危険なためか、前回、前々回と違って舐めた態度は見せていません。
そこに、颯爽と駆けつける部隊がいます、
良かった・・・、味方の沛波です。
持場の敵が捌けてきたための加勢、何より古参で実力の高い彼の登場に、信の周囲を固めていた飛信隊の仲間も心強さを感じたはずです。
ところが信、「じゃますんな!!」と、一喝。
そして、
「やっと、王騎将軍の矛が手になじんできたところだ」
「もう少しで尭雲(ぎょううん)を討てる!!」と、
この尭雲(ぎょううん)との死線、、、!?
つまりは、信の覚醒とは、まさしく王騎将軍の矛の持ち主としての覚醒だのでしょうか??
本能型の武将としての才気の発揮も、尭雲(ぎょううん)との対決も、すべて伏線だったという事なのかもしれません??(; ・`д・´)
しかしながら、すでに疲労困憊の信、本当の見せ場はもう少し先なのは明白です。
作者である原先生を代弁するかのように、沛波は、信の言う事を信じていることを諭しつつ、「こっからもうひと暴れするには俺らが力が残ってねェ」と一騎打ちに、一旦の幕を促します。
この流れで、尭雲(ぎょううん)の副官でしょうか?
同じく、この時点での引き上げを尭雲(ぎょううん)に促します。
ここで、当初『大炎』であった戦場に目を向ける、信と尭雲(ぎょううん)です。
信は羌瘣(きょうかい)を気に掛けますが、
尭雲(ぎょううん)・・・。
天を仰いだかと思えば、自分で確認しに行かなきゃと、その場を後にすることをここで決意し、勝負を預け、去っていきました。
待て!という信ですが、ダメージの深さと緊張感の緩みで気絶してしまいました。
しかし、ここで少し気になりました。
尭雲(ぎょううん)さん・・・。この方、ご自分の兵士の大半以上が戦う戦場に、自分に代わる責任者も置かないで、まる一日、信との一騎打ちなんかに没頭していたのでしょうか??
はい、案の定、コマを進めると・・・。
この尭雲(ぎょううん)さんの顔。
完全に、仕事でやらかした時の顔ですよね。(笑)
大炎というまでに自軍と秦軍の密集していた、地域は、想像していた以上に自軍の兵士の死体が転がっており、目の前には、それをやった敵将らしき羌瘣(きょうかい)が立っている。
そして何気に、羌瘣(きょうかい)ガードの文玄さんたちも無事でホッとしました。
しかも、無事どころか、尭雲(ぎょううん)を見て「あいつらもぶっ殺そうぜ!!」とか言い出す始末。
オイオイ(;^ω^)今は、あなた達は羌瘣(きょうかい)守るのが専門でしょう??どんだけ攻撃的守備なんだよ??(笑)
ナーレーション曰く、
尭雲(ぎょううん)には3つの誤算があったと。
一つは、信が本陣奇襲を読んだこと。
二つ目は、その尭雲(ぎょううん)の奇襲を信が止めうる男だったこと
三つ目は、信以外に戦局をぬりかえる武将が飛信隊にいたこと
そして、尭雲(ぎょううん)は羌瘣(きょうかい)を見て一瞬かつての六将の一人の姿を頭によぎらせています。
そして、信だけでなく飛信隊が想像以上に厄介な相手だと思い改めて、第549話が終わりました。
キングダムネタバレ最新第549話 ミス連発、カッコつけてる場合じゃないぞ尭雲(ぎょううん)・・・。
って、何気に今回これ・・・。
羌瘣(きょうかい)の戦いぶりもすごかったですが、
完全に、尭雲(ぎょううん)の管理不足で、大きな損害が出たって話ですよね。(笑)
まず、一万人規模の軍団で、尭雲(ぎょううん)が出陣するならするで、別に本陣で戦局を管理する副官を置かないものか??
まだ、それはいいにしても、なぜ一日中、呑気に一騎打ちだけしてたの?普通、そこで先が抜けないなら、別の方法考えるでしょう、時間の無駄。
その間に、何にも考えずに前しか進まない趙兵たちは、迎撃陣形を整えた羌瘣(きょうかい)達に狩られ続けてたんだよ。(もちろん飛信隊も大打撃受けたけど、羌瘣の想定でその規模は抑えたハズ)
しかも、損耗率が上がり続けているのに、ロクに尭雲(ぎょううん)に報告を伝えるコトも出来ず、ただ突貫するだけ。
結果、この状況。
てゆうか、戦闘前に相手の戦力の情報を手にするとか基本中の基本なのに、ぶつかって損害が出てから戦い方を考え直すとか負ける軍隊の典型ですやん。
尭雲(ぎょううん)・・・アナタ本当に将軍なの??(笑)
勘が鈍っているどころじゃあないぞ。
李牧も人材の力量全然見抜けてないやんけ(;'∀')