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キングダムネタバレ第803話考察 またまた作戦放棄の昌平君、宜安番吾の反省ゼロ、実務能力のゼロ

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( 騰さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム803話)



神(作者)様としては、羌瘣が何か意見を出すところを描きたかったのでしょうが…。

宜安、番吾に続き、一国を滅ぼすという意味では、遥かに戦争の規模や格が、数段上の、対韓戦においても、またもや作戦無視であることが分かった、昌平君大先生。

昌平君的には、『騰は戦争の自由が認められた六大将軍なんだから、自分で考えてよね。』って事で済むかもしれませんが、、。

今回の話に於いて、いよいよ昌平君先生が、一体、何の為に、軍総司令をやっているのかが分からなくなりました。

というか、10日以上もかけて、自宅に閉じこもって、練りに練りまくって、導き出した結論が、今回の韓攻めだったワケですよね??

で、それが韓攻めという作戦の中身について、蓋を開けてみたら、まだ何も考えていないとか、どういうことなんでしょうか?

こんなん、嬴政に作戦を上呈する為の10日間、結局、昌平君は何をしてたんだ?って話じゃないですか。

一応は、騰が、『昌平君も今、(作戦を)練っているトコロだろう。』とフォローしてくれているので、まだ、救いは在りますかね??

確かに、軍の土台となるであろう、戸籍作りも現在進行形の最中にあることですし、開戦ギリギリまで、情報収集を続け、直前まで、騰や李信等の実務者には、防諜の観点から、直前まで、作戦方針を開示しないというのであれば、それは理解できます。

いや、むしろそうでなくては困る!!

何しろ、姚賈曰く、『諜報活動では列国随一』を誇りにする、韓の国が相手なのですから。。

そして、その軍の土台作りに勤しむ、秦国文官団の皆さん。。

よくぞ、神(作者)様、李斯や昌文君以外の面々にも、光を当てて下さったものと、感動しております。

内政努力を描いて、秦軍の強さに説得力を持たせる描写は、これは中々いいんじゃないでしょうか?

いや待てよ??

これ、よくよく読んでみたら、李斯や昌文君の、仕事の進め方が雑なだけじゃないですかね?

一年以内に、戸籍作りしたいなら、もっと、効率的で精度が上げられる方法あります。

例えば、もしも呂不韋が居たら、各地との交易網から、官民協力の古代バージョンとして、効率的に戸籍作りを成し遂げたやも知れぬと妄想は可能。

ではでは、今週もキングダム本編について、振り却っていきたいと思います。

キングダムネタバレ-官僚たちの夏、実務能力ゼロの昌平君

いや、すいません。

城山三郎さんの名作のことではありません。(汗)

今の、キングダム秦国官僚団の皆様がたの死闘がまさにそれです。

電信技術など無かった、古代社会。。

木簡に記録を付ける事の出来る、文官達が、各地にとび、地域の住民たちから、伝文で近隣の集落の所在を突き止め、記録を保存して、運べる馬車を引きながら、時には、住民たちと談笑し、時に、反抗的な態度を取る住民連中には、金品を見せつけて懐柔しながら、地道に情報の収集を続けます。。

しかしながら―、

今回の戸籍作り、改めて難点があるとすれば、それは、“咸陽がまた確認できていない集落等を含めた上で戸籍を作る”という事に尽きる訳で、其の意味するトコロは、現状、どこの城邑の統治にも属していない地からも、集落を探し出すことから着手する必要があるということでした。

ぶっちゃけ言いますと。。

これ、もう軍を投入して仕事したほうが早くないですか??

それこそ、軍再編成の練兵も兼ねて。

何故かって、文官さんたちは、文字、文章能力を使った、情報と記録の収集に注力してもらった方が、当然、良いに決まってますし、地理を網羅、掌握するフィールドワークなど、むしろ、軍であってこそ、本領発揮する行程のハズです。

今のところ、なんぼ秦軍が大ダメージを受けたと言っても、残存兵力はそれなりに残ってはいるハズでしょうし、それが在った所で、中途半端な戦力で、対外戦争に動員する訳にも行きませんでしょう。

前線から武将を内地に下げるのが、危険なら、昌平君直下部隊の介億や黄龍が頑張れば済む話です。

昌平君直下の介億や黄龍に、別の任務が在って、フィジカルな部分で戸籍作りに参加できないのであれば、せめてそこは、各地の領主へも協力を仰ぎ、地方に散在する軍と領主単位で管轄する官僚郡とも、協力しあって、集落発見と、そこから記録集計の工程を、軍と官僚とで分担して、作業を進めて行ったほうが、全く以って効率的ではないでしょうか??

これらの仕事を、全て、咸陽所属の中央官僚だけで実施する意味が、私には全く理解できません。

これじゃあ、頑張っているのは、“咸陽の文官の皆さん”だけであって、昌平君が"秦国の総力”など表現するのとは、あまりにも程遠い仕事のないようだと思います。

というか、昌平君?

アンタが無理な期限を言いだしたんだから、未発見集落捕捉だのと云った、フィジカルなフィールドワークぐらい、軍からも人手出してやれよと私は思う。

 

で、、、。

言わんこっちゃない。

 

未開の集落に踏み込んだ、文官の方々が、時に、自分達を“秦人”だとすら、思っていない連中。住んでいる地域が、そもそも秦の領土だとすら気が付いていない連中と遭遇して、殺されてしまうという事態にも、発展してしまいました。

ここで、ただでさえ当時に於いては、数が限られているであろう、文字や数字を使う事ができる、優秀な文官をロストしてしまえば、却って、戸籍作りの完成は遠のくばかりです。

どう考えても、先ずは、軍や警察に相当する鎮圧部隊を兼ねる軍力を、文官達に随伴させるべきであったでしょう。

その程度の部隊として、統治領域内部に治安力を派遣できないようなら、どの道、対外的な列国の強弱関係ナシに、秦は、早々と内部崩壊するだけの話なので、韓を攻めるとか戸籍を作るとか、最早、それ以前の話だと思うんですよ。

そうでなくても、秦国内の、未掌握地についての地域政情や、治安不安など、当然に予想できることで、そもそも文官が、初見で地域民と出会ってから対応するべきことではありません。

今回の話で、昌平君も李斯も、大雑把な事を宣うだけで、何一つ、仕事の効率や解像度を上げるための努力をしていないことがよく分かります。

所謂、意識高い系でしかありません。

こんな、昌平君みたいな奴が、実務能力は無いのに、意識だけが高い奴が職場に入ってきた事を考えたら、もうゾッとしませんかね?

キングダムネタバレ-それ、戦略じゃなくて願望な?昌平君。

昌平君の丸投げは、戸籍作りだけにとどまりません。

なんと、韓攻め全体が、そもそも作戦未構築だったことが、今回の話で明かされます。(爆笑)

 

 

秦国内での、戸籍作りの期間が過ぎていき、やがて冬が過ぎて、春になった頃。

李信、羌瘣、河了貂の飛信隊首脳の三人が、騰の下に馳せ参じます。

李信『ワリ、遅くなっちまって…、』

隆国『遅いわバカ者!!』

遅刻して、いきなり隆国の叱責から始まる、大将軍騰の天幕。

李信『ちょ、悪かったって…、』

騰『隆国落ち着け。』

録嗚未『そんなに遅れてねーけどなw』

羌瘣『帰りたい。(あいつうるさい)』

隆国『あ!?なんか言ったか小娘!?』

羌瘣『将軍な。』

隆国『ああああああー!!』

騰『早く座れ、斬るぞ。』

とまあ…、

なんか、隆国が、やたら、李信に対する“構ってちゃん”に変貌を遂げていたのが、いささかショックでした。

いや?

もうこれ、隆国、もう李信の遅刻がどうとかでは無くて、李信が好き過ぎて、理由は何でもいいから、兎に角、ベタベタ粘着して、李信に引っ付きたいだけのオッサンになってやしませんかね?

隆国、そのウチ、飛信隊に付いていきそうな勢いです。。。

何気に、隆国がホモとか、普通に似合いそうな気がしてきます。

羌瘣や河了貂に向って…、隆国が『いいか貴様ら!?儂は李信の事を5千将から面倒をみているんだ!?お前らよりも、誰よりも李信の事を理解しているのは、この隆国さんだ!!』などと言い出しはしないかと、今回の様子を見ていると、私は非常に心配になってきます。

ま、それはイイでしょう。

隆国が仮にホモであろうがなかろうが、別段、キングダムの歴史に対して、大きな影響は無いモノと予想します。

で、あまりにも騒がしい李信と騰軍首脳との再会を経て、騰の口から、先日、改めて軍総司令正平君との軍議を経て来た旨、およびその内容が、明かされます。

昌平君の打ち立てた“三本の柱”

夏を過ぎた頃には、なんと、戸籍作りを土台にした徴兵により、二十万規模の新軍力が生み出される見通しが出てきている事。

それを元に、飛信隊、玉鳳、楽華が増強される旨、さらに三本目の柱として、騰軍を中心に韓を滅ぼすことが命題になっている旨は、前回までと同じです。

では―、

騰は、一体何を新たに昌平君と軍議で話合ってきたのでしょうか??

それは、韓を滅ぼす目的についてです。

その目的とは??

騰『韓の持つ、領土と人と金を奪い、そこで得た力で以って再び、李牧へ挑み倒し、続けて趙を滅ぼす為だ。』

最初に、その意図を悟ったのは、河了貂。

曰く、“昌平君の策は、あくまでも秦国立て直しの策、もう一度、軍容だけでも昨年の二連敗前の状態に戻して、趙攻略を目指す為のモノ”と、彼女は解説します。

うーん?

この彼女の解説はどうなんでしょう?

双方、戦争の消耗があったとしても、秦が韓を丸ごと飲み込んで、宜安と番吾の戦の以前のドッコイの秦と評価するのは、かなりバランスを欠いているのではないでしょうか?

むしろ、逆説的に評価すると、それって、秦にとって韓落としが、その程度の利益しかないのであれば、別に無理して実施しなくてもいいんじゃないかって、話じゃないですかね??

というか、むしろ新たな民力を発掘して、河了貂が言う、以前と同じ程度に軍力を回復させる為にやっているコトが、まさしく戸籍作り+新兵徴用だと思うのですが、そんなに河了貂が程度にしか、韓落としの戦略的価値が低くて、趙と魏を同時に相手取るコトによるリスクの方がデカいなら、秦は結局、引き続き、趙か魏のどちらかを、韓を助けられないほど、叩き続ける方針を採用するのが最適解ということになってしまいます。

繰り返すようですが、韓の国力を併合して、ようやく宜安依然の秦に戻れるというのは、韓落としの評価を低く見積もり過ぎていますし、宜安と番後の損害を過大評価しすぎていると私は考えます。

やはり河了貂と昌平君先生が言っていることは、普通に考えておかしいでしょう。

雄国一つ陥落させて丸ごと、国民と領土生産性、経済力を併合することと、大戦とは言えあくまでも攻撃側で、損害の程度を見計らって引き返すことが可能であった、宜安・番吾の二度の大敗を、同列に置く、かれら子弟の経済センスには、やはりカナリの疑問を抱かざるを得ません。

ぶっちゃけ、河了貂、今回も“よけいな事言っちゃった”感じがいたします。

 

で、話を本編にもどしますと、騰は、韓攻めの目的以外にも、もう一つ昌平君先生から、今回の韓攻めについて、注文を受けていたようです。

それは、今回の韓攻めの期限についてです。

騰『昌平君は、私に伝えた韓攻略の期限は二年だ。』

一同『二年!?』

干央『それ以上は、損失を出し過ぎると。。』

騰『その通りだ、二年で我々は兵力の犠牲を極力抑えて、韓王都新テイを落とし、韓を滅ぼさねばならん。それが昌平君の示した三本目の柱の新の姿だ。それが叶わねば、秦の中華統一の道は失われる。』

騰の重い言葉に、李信を始め言葉を失う一同。

録嗚未『いやだから無理だろ。韓を滅ぼすのは難しいって話しといて、その上、二年で犠牲を抑えろなんて、言っている事とやっていることがバラバラ過ぎるだろ!』

騰『それをやれと。』

激昂する録嗚未に対して、淡々と語る謄。

録嗚未が韓を滅ぼすのが難しいと言っているのは、韓を助けるために、趙と魏が大軍を援軍に送ってくるからですが、事実、これまで韓は、秦に対する趙と魏の防波堤として、存続してきた経緯があるゆえ、生前の王騎をして、『韓攻めは泥沼化する』と言わしめてきたと、干央も語ります。

しかし、この点については、鄴攻めが完遂できていない、王騎の生前とは全く違った状況なので、僕は今更、現状のキングダムに於いての韓攻めの、秦軍弱点にはなりえないと考えています。

前回のまでのお話のなかでも、玉鳳軍と楽華軍が、それぞれからくる援軍を遮断する役割を担うコトが語られていましたが、ぶっちゃけ、最低限、趙からの援軍に関しては、損耗したとは言え、王翦とタンワが、せめてそれくらいは頑張って防いでおけよ?としか思えないです。

それすらも出来ないくらいダメダメ軍団に成り下がってしまったということなのでしょうか??

むしろ逆に、タンワが南下する趙を防いでいる間に、王翦に対して『挽回のチャンスをやるから、よく聞けよ? 騰が新テイに向かって進軍する亜間、渭水流域を制圧して韓の物流と交通を一切遮断しとけよ。コレをミスったらマジで100人将からやり直しな。』とでも命じて、趙方面は敵の援軍どころか、本来は、味方の支援が伴うような方面なのではないでしょうか?

どこまで王翦とタンワは、秦の足を引っ張るんだ?って話じゃないですかね、これ。

とは言え、それでも魏だけは什虎を手にしたおかげで、作中、強化が加えられているのは、事実なので、王賁か蒙恬による援軍遮断が必要なのは理解できます。

対趙方面に関して言え、読者は、趙が危険と言うよりも、単に、本タンワと王翦がダメダメになってしまっているというコトを、事実として受け入れなければならない、状況というなのかもしれません。

 

それならそうとして、昌平君先生?

折角、騰を咸陽まで呼び出して、軍議を行ったのですから、何か作戦でも講じた上での、招集だったのでしょうか?

『戦略を先生は?』当然、河了貂がコレを確認しようとします。

騰『我々を信じると。』

録嗚未『なんだそりゃ、そこは俺らに丸投げかよ!?』

いや?録嗚未…。

それ、昌平君にとっては、毎回だぞ。

昌平君は、韓攻めを決定するまで、10日間も家に閉じこもっていたわけですが、結局、具体的な作戦方針について、彼はロクに判断すら、していなかったことが明らかになってしまいました。(笑)

結局、10日間以上も、彼は何を考えていたのでしょう。。

どのみち、自分たちだけで作戦を構築しなければいけなくなった、謄軍と飛信隊。

そのとき、謄が羌瘣の様子に何か気が付きます。

謄『?…、何だ羌瘣?何か言いたいことがあるのか?遠慮なく申せ。

録嗚未『何か策でもあんのかよ?』

羌瘣『うん、あるよ、多分。』

 

- キングダムネタバレ最新803話 以上

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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