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キングダムネタバレ最新第637話 鄴の命 考察 黄河で補給軍全滅

投稿日:4月 2, 2020 更新日:

(  王都兵 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第637話 )



田里弥が手ぶらで戻ってきて、鄴に喰い残しがあるわけでもなく…、(635話)

列尾を強行突破と見せかけて…、(636話)

黄河で水運と見せかけて…、(637話)

という感じで、神(作者)もわざわざご丁寧に1話ごとをつかって補給のネタバレ予想先を潰していってくれています。

なんか逆に、神(作者)やヤンジャン編集側のほうが読者の一喜一憂を楽しんでいるようですね。(笑)

多分に、神(作者)やヤンジャン編集側にしても読者がどう考えているのか?

ネットで反応を見てエゴサーチしているんだろうな…。という気がしないでもありません。

そして、第499話のSSS(昌平君サポートサービス)がここでやっと振り返り。

長かった…、この伏線回収なげーよ!!

3年だぞ!?もう中学入った子が卒業するぐらいの期間やん。

前回のキングダムネタバレではもう黄河利水が濃厚かな?とかほぼ消去法で予想していました。

しかし、それと同時に以前から当キングダムネタバレでは、黄河利水の弱点は、李牧や趙とて制水権ぐらい考えていであろという点は随時懸念しており…、

このまま消去法で黄河利水が補給ネタバレの顛末であれば、もはや単にキングダムの構成上の妥協でしかない点を度々指摘してきました。

なので、ここに来て、神(作者)が黄河ルートのネタバレ成立をへし折りに来てくれて非常に嬉しく思います。

列尾突破も黄河利水にしても、それくらいなら昌平君も李牧も想定して然るべきルート。

そして、オウセンにしか見えていなかった最終的な“解”が既に第499話の時点で仕込まれていたという話なのですが、この争点について次のネタバレ予想の記事でじっくりと考えてみます。

それでは、ここから本編の内容を詳しく振り返ってみたいと思います。

キングダムネタバレ-飢餓状態の飛信隊

尾平とおそらく慶さんでしょうね。

早くもやせ細り始めた姿で描かれています。

尾平だからこそ余計に似合うような気がします。

「小さいけど残っていた。」と、飛信隊の兵卒の一人が信に何処からか二つの芋を持ってきてくれました。

健気です。(泣)

信とてその芋は食べたいに決まっていますが、ここではひとつはキョウカイにあげて、残りは見つけた自分自身が食べるようにと指示を出します。

多分、持ち場的に大丈夫かとは思いますが、

この兵卒が羌瘣に芋を持っていく途中で桓騎兵と遭遇しないことだけは切に願います。

流石に焦りの色を隠せない信。

ここからネタバレが発動するにしても、最低でも、あと半日か一日そこらでギョウに食料が届くネタバレでないことには彼らも助かりません。

いくら作者でも、もうこれ以上、朱海平原戦の10日目以降みたくなんやかんやで我慢を引きのばすのは無理があるでしょう。

そう考えると、信達は当初の食料備蓄予定よりも+8日…!?もしのぎ切ったことになりますね。

いや、李牧が一度ギョウから撤退して1日が加わっているので+9日ですか…。

信たちにとってみれば、「いい加減に早く飯を食わせろ!」と作者(神)に喰ってかかりたいでしょう。

読者にしても「ネタ弄りばっかしてネェで、いい加減に早よ結果を描けや!」という気が強くなる一方です。

そして、その一方で先週のキングダム636話のラストで、列尾にて戦闘を開始した介億と舜水樹の戦いが描かかれ始めます。

まあ、既にこのブログをご覧の皆様や、ネットで予想を調査される方が見れば、今の時点で列尾に到着したばかりの介億軍が、本命の助っ人ではないのは当然の話でしかないのですがね。

まあそこはキングダムは漫画なので、合戦シーンが本命であって移動コスト(時間と労力)がどうしても緻密に描き切れないのは仕方がないですね。

キングダムネタバレ-黄河ネタもここで捨てネタに!!

舜水樹率いる急襲部隊が介億師匠の連れてきた兵糧部隊を襲います。

空っぽの俵に驚くモブ兵たち。

他の荷台の俵を壊したところ、やはり全部偽物だったことが分かります。

介億師匠も「参った。」といって予期した以上に食料運搬の偽装軍であることが、趙側にバレてしまいました。

とは言え「参った。」などと言っている割にはドヤ顔の介億師匠。

ネタバレ検証-天佑!でキャラ付けした青忠将軍

ここで昌平君ともに秦本国からの食料支援策として黄河を水路として利用した、食料を積載した輸送船団が趙国内に侵入し始め描写が描かれ始めます。

前回の当キングダムネタバレではこの水路侵入の担い手が誰になるのか?について予想した結果、ここで補給完結の顛末として着地するだけなら、全員がモブキャラでもいいと考えていました。

しかし、ここで神(作者)お得意の急造半モブ将軍が突如出てきたことで、もう嫌な予感しかしませんでした。

どうやら「天佑!」というセリフでキャラ付けされた、この青忠将軍なる人物も「濃霧に隠れて進軍」とか言っていたのですが、たったこれだけの工夫で趙の制水権を掻い潜れるワケがありません。

結果、スグに趙の水軍が目前に登場して簡単に迎撃されてしまいました。

ってゆうか、部下に「霧が晴れてきました。」と報告されて「天佑!」とか言っているけど、そこ全然喜ぶところじゃねーだろ!

はいー絶対に死んだー!!と思った読者は全国多数。

そして同時に水路ネタもこれで完全失敗に終わるコトを咄嗟に覚悟された方も多数いたでしょう。

青忠将軍は「そんなまさか!」みたいな顔してますが…、

別に趙軍としては策略でもなんでもなくて単に水路を守備するなんて当たり前の話だと思います。

ましてや鄴って重要なんですから…。

ここで登場してきた趙の水軍ですが、もう完全に秦側の水軍が咬ませにしか見えない位の豪華な描きっぷりです。

登場してきた甲鬼央将軍が曰く、下流である趙水軍のほうが水面が大きく水軍の規模も練度も高いともっともらしいコトを言って秦の水軍を撃破してしまいます。

だったら、黄河の河口側にある斉の国だと、単純に趙よりも水軍も倍以上に力を注いでいるワケなのでしょうか?

なんとなく分からないでもないですが、秦の国土の広さと黄河の流域の長さを考えたらそんなに変わらないんじゃないのかな?という気もしてきます。

むしろ財力はじめ国力の規模で考えたら秦軍の方が水軍の点でも圧倒的に優位であっておかしくありません。

また、現実の位置関係よりも明らかに不自然な位置にギョウが配置されている点のコトを想定すれば、

昌平君にしても、王翦にしても本来であれば最初から水軍の運用を中心に鄴攻めを立案していいくらいだったハズです。

まあ、神(作者)的には水軍といってもここで完全に捨てネタにしてしまっているので、何ともいえません。

キングダムでは、例によって史実と違って何故かこの頃の秦軍は列国に比べてに弱い設定になっていますから…、

結局は、水軍もご多分に漏れなかったと脳内補完するようにないような気がします。

考え方によっては、開戦の初っ端から戦略の中心に据えられて大活躍してもおかしくなかったハズの秦国水軍の皆さんだったりするんですが、

結果的にはやはりというか、一瞬だけ補給路線の本命に浮上したかと思いきや、哀れ予想した範囲として趙水軍に迎撃されて黄河の藻屑になり合掌となりました。

キングダムネタバレ-今回の舜水樹はちゃんと仕事した。

さて、今回のキングダム本編では空振りに終わった黄河水路戦において、その対策も李牧から舜水樹に向けて発信されていたことが分かります。

舜水樹としては、別段水軍の指揮を執るわけでもなく、敢えて秦軍が裏を返して列尾が輸送の本命であった時に備えて、自ら介億軍を攻撃した様子が描かれていますが、

この場面、舜水樹が壁の裏を掻いて遼陽で秦軍の兵糧を焼き払って以来の快挙じゃないでしょうか?

なんでしょう?

むしろ初めて李牧のいう事をキチンと実行できただけの話に過ぎないのですが…、

これで何故か快挙に見えてしまうのですから不思議でしかありません。

 

もしかしたら全国のキングダム読者様の中で、

「あれ?今日なんか、舜水樹が優秀そうに見える。」と、感じて…、

ご自分の目の病気を心配した方もいるかもしれません。

ご安心ください、恐らくこれは只の錯覚です。

あるいは、本当は舜水樹が出来る男だからなのか?

でもなく…、多分に普段から舜水樹がポンコツ過ぎてギャップで優秀に見えてしまっているだけなのだと思います。

キングダムネタバレ-李牧の王都召還

李牧の王都召還は、カナリ以前から懸念されてきましたが、とうとうここでか!といった感じです。

『何だ、何かかすかに胸騒ぎがする…。』と李牧が言っていますが、自分自身にイキナリ怖いの来たよー!という所でしょうか。

もちろん自分の身の心配ではないのはわかるのですが、

戦略という意味で李牧が最後まで危惧するのは尤もなことだと思います。

王翦と昌平君がどんな施策を打って来るかと想像してみるに…、

列尾再突破にせよ黄河水運にせよ、地図を見れば誰でも思いつくような追加施策にすぎません。

敵の立場で考えてみれば分かります。

ろくに秦軍の勢力下に敷いてもいない経路でそんな簡単に補給できるワケがないだろうと。

ならばやはり李牧としては、そこまで分かっていながら王都圏に突っ込んできた王翦の立場に立って、もう一歩踏み込んで考えてみる必要があるのは当然の話です。

絶対に、列尾と黄河以外からの補給のツテを作ってから侵入してくるであろうと。

しかし、思索を続けようと李牧の脳裏には『王翦に水路の他にもう手はないハズ。』という着地点しか思い浮かばないようです。

カイネをはじめ側近が、李牧に対して休息を促しますがその最中に、有り難くない来客が本陣に現れます。

曰く『李牧様、今すぐ王都邯鄲へご同行願います。』と―、

王都からの使者ですが全員目が死んでいます。(泣)

なんというか全員“死んだ魚の目”で仕事している人たちのように見えます。

原因は趙王か?やはりあの趙王の近くで働いているからなのか?

王命を奉じた王宮からの騎兵団に、李牧と側近一同が包囲されていました。

王命拒否とあらば、カイネら側近を皆殺しにして連行するだけ。

警戒態勢をとっていたハズのカイネがあっさりと、王都兵の接近をゆるし、首筋に千枚通しみたいなんを突き立てられて、死地に立たされています。

李牧はやむなく本陣の士気を雷伯にたくして連行。

王都行きの馬車に乗った瞬間に手錠をかけられて、『まるで罪人扱いですね』と自嘲気味に呟きます。

興味深いのは、王都からの一団ですが、まるで話が通じない連中でもないようです。

端的に『王命ですので。』と返せば、

李牧とて連行の理由は朱海平原の敗責であるコトを確認します。

一応は、王都兵も『そう聞いております。』と返しているあたり、言外に『そう聞いているけれど、アノ王様だから本意は別に…。』と取れるフシが見て取れます。

李牧としては後10日ほど王翦が飢えて鄴を取り戻すことが出来るまで待ってもらえた有り難かったと吐露しますが…、

同時に王命であるが故に王兵たちの立場に対する理解も示すほかありません。

『あなた方も大変ですね。』と言った李牧に対して、

『あなた様ほどではありません。』と理解で返した王兵の台詞に少し気持ちが救われた思いがします。

この点は、読者としても唯一救いのある台詞だったように感じます。

何気に上述のとおり、第一印象がコワい人たちだったので、ここでも普通の会話が成立しているだけで、ギャップせいか急に優しい人らに見えてきました。

そして、ココから李牧の思索は、黄河の水軍の勝報までを確認して去りたかった旨について立ち戻っていきます。

『頼みますよ舜水樹…。そこさえ止めてしまえば王翦たちは飢え死にします…。』と。

ここまでは緊迫したいい場面だったのですが李牧…!?

うーん…(泣)

そこで後を頼んだ相手に舜水樹の名を出してしまうあたり、読者としては嫌な予感しか伝わってきません。

秦水軍の敗報は先にアッサリと咸陽に知らされるワケですが、狼狽する王宮のモブ文官たちの姿も描かれます。

そして、ここでとうとう昌平君。

長かったキングダム499話、出陣間際であった王翦との会話をここで初めて反芻します。

王翦『総司令…、出陣前に一つ頼んでおきたいことがある。』

昌平君『今、何と…?』

― キングダムネタバレ最新637話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

前回の考察⇒キングダムネタバレ最新第636話 補給軍の行方 考察

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