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キングダムネタバレ580李牧も落胆信と飛信隊無双

投稿日:11月 9, 2018 更新日:

(信 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第579話)


まずはここで、キングダムアニメ第二期 玄峰役の声優を務められました、後藤哲夫様のご冥福をお祈りします。

アニメのキングダムも楽しく見ることができました。

いちキングダムファンとして、感謝を表明させて頂きます…。

 

さて、キングダム本編で決戦が始まった以上、ここからは展開が早くなると思われる。

隊の覚醒による士気の爆発、それが実現した以上、まずは飛信隊の活躍が描かれます。

キングダム579話のラストで突撃したのは飛信隊だけですが、戦闘面でのネタバレ分析のためには、同じく覚醒のスイッチを入れた玉鳳隊がどのように動くのかも早く知りたいところです。

勢いで開き直らせたことで、戦況の流れの余白になる部分は増えた。ピンチになったと思わせたが、これで神(作者)も状況の制約なく好きに戦闘描写を描けるでしょう。

同時に趙軍の対応についてのネタバレ予想と分析も進めたい。

同じ士気という観点であれば、防衛側であり、敵に王都圏まで侵入された状態の趙国が、士気で秦軍に劣るとなるとかなりリアリティに欠けことになる。

信のいい演説だったのは救いだが、正直ネタバレの正体の割には前回のキングダムの謎かけによって煽りまくった終わり方が過剰演出だったと思う。そこまでして引き延ばしたいのか?と思った読者も多いだろう。

11月15日ヤングジャンプ掲載予定、キングダム第580話についてネタバレ予想。

ここからの580話以降の戦闘を分析し、発生しうるネタバレを追跡します。

キングダムファンの皆様、今週もよろしくお願いします。



キングダムネタバレ579話おさらい




朱海平原線12日目の朝。

秦軍右翼、全員朝ごはん無し。

まあ、秦軍の右翼はこんな状態でも、王翦は頭使うのが仕事だから、昨日も、今日も、こかでしっかり食事を済ませていたはずです。

キングダム本編ネタバレ-王賁の素顔

連戦の疲労と空腹だけでなく、王翦が右翼を見捨てたという噂まで広がり、12日目の朝の兵士たちの足取りは今までで最も重かった…。

一日の始まりから全員が元気ありません。

玉鳳隊の着陣前の様子も描かれますが、こちらは少し新鮮でしたね。

いままで信と比べて、キャラ同士の横の繋がりの書き込みが圧倒的に少なかった王賁ですが、直接仲間に体調について声をかける場面が描かれます。

玉鳳隊の隊士たちも、この状況でこそ冗談を言い合うなど、むしろ飛信隊よりも、若干、自分たちで少しでも気持ちに余裕を作ろうとする努力が描かれているのが涙ぐましいです。

ここで左目を失ったと言う曹安さんの言ったセリフが、心に染みわたります。

『なんせ俺らは、玉鳳隊ですから。』

『ああ、そうだったな…』

いままでキングダム本編で描かれる機会が少なかっただけで、恐らく王賁と仲間の隊士との、こういった会話などは日常的に交わされていたのだと思います。

キングダム合従軍編の蕞攻防戦とはまた違った終末感が出ているわけですが、このまま右翼軍の着陣が概ね完了しつつあります。

ネタバレ素材として亜光軍の様子も気になるところですが、まあ割愛されて仕方ないでしょう。

キングダム本編考察-スカスカの右翼



で、その配置が概ね済んだのは分かるんですが、この場面、いくら何でも秦軍右翼の兵数が少なすぎませんか?(泣)

どう見ても、対面する趙軍の3分の1くらいにまで減っています。

秦軍としても、合戦の初動の段階で、馬南慈軍を前後挟撃で再起不能にしたり、尭雲が一騎打ちに夢中になってる間に、彼の主力兵団を削減できたりしていたわけですが、(キングダム49巻50巻)その今までのキングダム本編での活躍も、まるで全く存在しなかったかのような戦力の開きが発生しています。

趙軍は決戦まで、兵糧減と疲労蓄積を待つために、この数日間は進軍の体力を奪うことに専念していたはずですが、8日目の合戦以降でどれだけ削られたのでしょう?

いや、それでも体力どころか全面的に兵数そのものが削られすぎでしょう。横陣の中が見たまんま通路だらけ、スカスカになっています。いくら具体的な兵数表記を隠したとしても、毎回やりすぎの原先生です。

ただ、そういった事態なだけに、キングダム579話では現場の一人一人が、12日目にして趙が本気で攻撃態勢に入ったことに、気配の違い一つで感じ取り覚悟を決めます。

ここらへんは、前回のキングダム578話で趙峩龍が懸念していた部分のとおり、秦兵が時間差で覚悟を決めてしまうことで、ややもすれば彼らの足元をすくうきっかけになれば良いと祈るばかりです。

キングダム本編ネタバレ-スイッチは演説

キングダム579話の本編を読んでた当日は、このまま出撃の準備終わったけど、もうあとは、信がなんか話すぐらいしかなくない?と思ってたら、実際にその通りになってしまいました。

キングダムの演説シーンは名場面が多いので、中身は本編で楽しんでいただくのが当然一番いいでしょう。

信は馬鹿に見せておいて、喋るべき時は毎回、的を得た発言をします。そういった意味でも、ここは信がリーダーとしての機微を押えていた部分を表現したという意味ではとてもよかったです。

そして、信が理解して話しているのかはどうかまでは分かりませんが、ここで地味にキングダムの初期の相当する、百人隊デビュー時代のフウキ戦の記録を語ることって、すごく士気を鼓舞するうえでも効果が高いと思いました。

そりゃ、普通に一兵卒の立場で考えてみても、「100人だけで2万人を率いる将軍の首取って来い。失敗は許しません。」という命令のほうが全然辛い戦闘です。

「そっからもずっと無茶な戦い方を繰り返して…」とも信が続けているように、飛信隊は、蕞の攻防戦一つとっても、いままでの戦闘のほうがもっとヤバかったと思います。



結局、隊の覚醒がテーマとなっているように、描かれたキングダム578話から579話の部分も、ネタバレの内容を深く吟味すると、作者が伝えたかったのは、どうやって隊を強くするという部分よりも“誰が”隊を強くすることができるか?という部分のほうだったのかもしれません。

ここからは、前回のキングダムネタバレ予想の部分と重なることにもなる部分なのですが、結局は、大将軍が率いるような強力な部隊は、結局は大将軍でなければ指揮できない。

信と王賁に大将軍と言える、超リーダー級の確かな素養があれば、どれだけ劣勢であっても、疲弊した仲間に自信と勢い、そして勝利への希望を感じさせることができる。

隊の覚醒という言葉が使われたとしても、結局、当初のキングダムからのテーマである、『戦は将軍次第』(キングダム7巻)という部分が描きたかったのだろうと思います。

しかし途中から王賁…、残念ながらコマの中でミュート(消音)がかかって、玉鳳隊の皆さんが感動している風になっている様子しか描かれていません。(泣)

実情として神(作者)が、王賁の話す内容まで考えられるほど、頭と手が回らなかった様子であることが、明確に伝わってきます。

あの理屈っぽい目付け役である関常まで、何やら感極まっているようにも見えるあたり、本当に王賁が仲間達に何を語りかけたのかは気になるところ。

ただ、こうなってしまっては、いくら王賁推しの方が居ても、その会話の中身まで推察して弄り倒すのは野暮ってもんでしょうか。知りたいなら玉鳳隊の隊士になるしか無いと思って心情の上でネタバレを補完するしかありません。

あれだけ自分の知らないところで、“王翦の本当の子ではない可能性がある“とか、“お坊ちゃんなりの苦しみ“とか、

挙句の果てには亜光兵によって士気が上がりきらない言い訳にまでされ続け、散々キーマンだと思わせぶりな演出が続いていたのに、

最後に来て王賁の見せ場がやたら小さく、全くセリフも無いのは残念なところです。

いや、前回のキングダムネタバレでも王賁のことを厨二病とか童貞だといじったけど、今回はお人よしというか、真面目か?

ぶっちゃけ王賁?君は自分の扱いについて、正直に神(作者)に怒っていいと思うよ?(笑)



やっぱり、キングダム魏火竜編と違って、ここはサブキャラの宿命、同じキングダムの場面で並行してして信がいる場合には、どうしても圧倒的に書き込みが劣るカタチになるのは否めません。彼の立場的に仕方がないコトでしょう。

ただその反面で、だったら、この3週間の引き延ばしって一体なんか意味あったのか?王賁非嫡子疑惑とか、正直、描く必要のある話だったか?ここらへんはまだまだ先のネタバレのための仕込みであったのか?

そのように考えてしまうと、キングダム574話で遼陽編が収束してからの期間が、危機感と圧迫感の仕込みだけで5週間もの間ほぼ進展がなかったというのはやはり長すぎで、どう見ても引き延ばし頑張ったな。という感じが否めません。

以前から当キングダムネタバレで記述してるように、とりあえず王翦の戦略意図を少しでも隠すためと、何より王翦本人を描くことを先延ばしにすることに成功した回でもあったと思います。

正直、キャラクターが好きでなかったら、ご都合描写しかない微妙な回でもあったというか、信の演説がよかっただけに、前回のラストシーンまでの王賁が出したクイズみたいな勿体ぶった終わり方は、余計だった気がします。

キングダム考察-第580話はこうするしかない。

キングダムではラストの全軍突撃のシーンって、ネタバレを分析していると、最早お馴染みといえます。

ただ、ホントにこれだけだったら、楊端和がキングダム567話から568話にかけて、崖っぷちに追い詰められた状態で公孫龍に囲まれたトキと一緒です。

ある意味ここまで振り切ってしまったら、結局、勢いで全てどうにかしてしまった大将軍クラスの信と王賁という顛末も描ける。

また、ネタバレの予想の大筋としては逆に、ある程度善戦し、敵将も何人か討ち取りながら、右翼自体は疲弊しきって、結局は最後に王翦が戦略規模で収拾をつけるという書き方もできる。

というか、神(作者)はそういった戦闘のネタバレ以前に、

ここまで“隊の覚醒“を期待させた以上は、数多くいる“キングダムのサブキャラ推し”の為に、彼らを納得させるレベルで、楚水さん、田有、松左、崇原、ナキ、我呂、岳雷のダンナの活躍あたりを入念に描かなければ、彼らのファンは絶対に納得しないでしょう。

この点は、以下のキングダムネタバレ予想のほうでも詳しく書きます。

キングダムネタバレ580李牧も落胆信と飛信隊無双




本編の考察⇒【キングダムネタバレ最新第579話12日目の朝考察】

前回の予想⇒【キングダムネタバレ579覚醒の正体信と全員鬼神化】

朱海平原線12日目が始まる。

玉鳳隊がどう動いているかはまだ分からない。これでホントに飛信隊だけしか動いていなかったらアホにしか見えないけど、王賁まで有効性を判断したうえで、同時突撃をかけていたら趙軍受ける打撃はまた違ったものになる余地はある。

ここから軍の士気を上げるなら、亜光軍への波及効果も狙ってほしい。

そんなわけで、右翼が士気の爆発で開き直ったために神(作者)もここからは楽に先が書けるでしょう。以下の観点からキングダムのネタバレ予想を進めたいと思います。

・キングダム580話はサブキャラ無双

・次のピンチで亜光が復活

・今は李牧が登場できない

キングダムネタバレ-580話はサブキャラ無双




ネタバレ予想もなにも、あれだけ“隊の覚醒”で勝利すると煽っただけに、ここで飛信隊そのものが主役になる話を描けなかったら詐欺だと思う。

書くまでもないことだが、キングダムほどサブキャラが多様で、多くのファンがコアな愛し方をしている漫画はないでしょう。

当キングダムネタバレを読まれている歴戦のキングダム読者の皆様にとってみれば蛇足な説明ですが、ここ最近キングダムを読み始めた方の為に記述させていただくと、この場合のサブキャラとは、羌瘣や王賁、蒙恬、あるいは楊端和やバジオウといった準主役級の登場人物を指すわけではないコトはご理解いただけると思います。

飛信隊で言えば、松左、崇原などの飛信隊結成時メンバー。

楚水さん、岳雷さんのようなザ・ベテラン。

あるいは、尾平慶さんのような、信と漂の思い出を共有する城戸村グループ。

必ずしも軍編成上の立場だけでは表現しきれない、個々の重要な役割と強さを持った中規模、小規模単位で飛信隊を支える仲間のコトを指します。

ある意味では“推し”を崇拝されるご本人様にとってみれば、彼らこそ真のキングダムの主人公といっても過言ではありません。

また当然、上述にて例示させてもらった彼らは一部にすぎません。いまこの瞬間も、キングダムファンの方々が、来週のキングダム580話において、それぞれの抱く“推しのサブキャラ”がどのように活躍されるのか心待ちにしているファンがたくさんいるでしょう。

先ずは、信による尭雲との決着が心待ちにされているキングダム本編ですが、自分が好きな中堅ポジションの推しキャラが活躍するのであれば、次回のキングダムでストーリーが多少の遠回りしたとあっても許されるハズです。

キングダム考察-王賁がどう動く?

これまでのキングダム、王賁から起死回生のあり方が提示されたにも関わらず、ネタバレの部分であっさりとその見せ場が信と飛信隊に譲られてしまった王賁と玉鳳隊ですが、

上述の通り、戦術上のネタバレとして本当に飛信隊が活躍できるかは、同じく士気を爆発させたはずの玉鳳隊の動きが非常に重要になってきます。

今回のキングダム579話ラストでの飛信隊の全軍突撃が、彼らのみの単独行動で終わってしまえば、単純突出した飛信隊を、趙左翼の4軍で包囲して袋叩きにすればいいだけだからです。

普段から、信が本能型の武将を謳っている武将なだけに、ここでの信の突撃に合理性を見出した王賁が呼応して、同様の突撃体制を見せる必要があると思います。

もちろん、この段階での2隊同時攻撃で、趙左翼側の残りの三将を単純に手の届く範囲まで引き出せるかと言えばかなり難しいといえますが、作者としても、この時点で玉鳳隊も突撃させるのであれば、キングダム578話で趙峩龍が語っていたように、趙軍としては士気の最高潮がこの時点で発生するとは思っていなかったという、一日分の時間差の虚をつくことで、一旦は飛信隊と玉鳳隊の見せ場を作ることができると考えられます。

キングダムネタバレ-次のピンチで亜光が復活




しかし、仮にこれだけの流れで勝ってしまったら、逆にキングダムの歴史好きと戦術好きのファン層から見れば、信がバカに戻り、戦術要素が遼陽編以上に劣化してしまっただけという黒歴史に繋がりかねない。

戦闘シーンのネタバレとしてもかなり物足りない。

たしかに戦争である以上、相手あっての話であるはずで、ここまで飛信隊と玉鳳隊たちからのワンサイドからしか状況が描かれていないのも不自然です。

キングダム考察-玄峰が見たらどう嘆くだろう。

これで本当に勢い頼み一つで、決着が付いてしまっても、正直言ってご都合感が強く残る。

キングダム山陽線で玄峰などの敵の軍師を通して、飛信隊が持つ勢い頼みの弱点を一度は描いていたにも関わらず、結局、これだけの話で朱海平原の戦いに決着ついてしまったら拍子抜けもいいところです。

玄峰「だから言っておろうが、戦が勢いだけでうまくいくとおもったら大間違いじゃと。」(キングダム20巻)

ホントに趙峩龍や他の二将が、瞬時に飛信隊と玉鳳隊の異様な士気の高さを読み取って、特攻に対する体制を整えてしまう、あるいは玄峰みたいに引いてしまうということは現実的に考えたらあり得る話ですが、ストーリーの流れ的には、多分このまま両隊を突撃が成功する様子が描かれると考えられます。

そして、上述のとおり、ネタバレとしては一旦は飛信隊と玉鳳隊の活躍で最後の激戦の導入になる部分が描かれ、結果的に、新しい別のピンチが両隊を襲う形で、現実感の修整具合が図られることになると思います。

実際に直近のネタバレの扱いについても、最近まで描かれていたキングダム遼陽辺でも、いきなり楊端和軍が崖際に追い込まれたと思ったら、その翌週には全軍突撃からバジオウを突出にさせ公孫龍に重傷を負わせ、さらにその直後でいきなり楊端和が独りぼっちで逃げ回っているという極端なピンチと回生の連続でした。

結局、これからの飛信隊と玉鳳隊も、激突の後に、兵数での劣勢、囲い込み、空腹と疲労いった部分でいくらでも危機を再燃できる余地が残っています。

キングダム考察-いつでもスタンバイOKの亜光




ホントなら尭雲にしてもわざわざ強敵である信や羌瘣などは狙わずに、淡々と丁寧に、飛信隊の中隊レベルの部隊長を狙って狩ることに集中していれば、今の時点で飛信隊が何もできないぐらいのダメージを発生させることも可能だったわけです。

それが別段、飛信隊の中核メンバー内で、誰一人死んでいないあたり、ネタバレ予想を進めていても、本当にまだまだ余裕であるという実感しかありません。

戦闘部分のネタバレ筋としては、ここからもう一度、激突後の両隊の危機が煽られて、その後を、現在は休眠状態でストックしてある“亜光復活”と“亜花錦連携”という2枚のカードで収拾つけるといったトコロではないでしょうか。

また、これから先のキングダムで亜光が復活するにしても、このネタバレ案は作者にとって非常に自由度が高いです。

矛をとって完全復活でもいいし、それがやりすぎと感じるなら、とりあえず何とか立ち上がる程度に回復させ、亜光兵の士気の再燃で勝負をつけるでもいい。

まあ少なくとも、作者には王翦の戦略レベルのネタバレを開放する以前に、まだまだこういった余裕があるということは確実に言えます。

キングダム559話を見ても分かるように、あのチートスペックを保有する亜光が死んだわけでもなく、いつでも再投入できる状態でキープされ、その間はいくらでも信と王賁、さらには隊士の見せ場が演出し放題という状況。

麻紘は殺しちゃったけど、ホント、亜光って結果的に神(作者)にとってメチャクチャ便利なキャラクターなってしまったと思う。

そして、後述するようにここで第578話で趙峩龍が、秦軍の様子を見て、明確に「亜光を失い」と言ってしまっているあたり、実際に李牧はじめ趙軍が秦軍の状態を正確に把握しきって居ない部分も、この先大きく秦軍を優勢に傾けるための余白として機能することは想像に難くないでしょう。

キングダムネタバレ-登場できない李牧




ここ最近のキングダム本編で膠着状態が続き、夜間の宿営地でも作戦時間が多く取られていました。趙軍においての陣地内部を描く機会があったにも関わらず、朱海平原の戦闘開始以降、王翦と違って、趙軍の両翼の遷都に自ら積極的に干渉していた李牧の姿までが完全に出番を失っているのが実に奇妙です。

ネタバレ考察-李牧の職場放棄

また、あれほど信の成長を警戒していた李牧が、岳嬰を討ち取られた事実に対しても何の反応の示していない。

朱海平原の戦闘は、趙軍にとっても両翼にて決着をつけることが重要であることは分かっているにも拘わらず、機能停止した岳嬰軍を中央にいる金毛軍と交代させるなど、総大将として考えられる措置として何か施した形跡も見られない。

それだけでなく、重大な情報判断である、遼陽戦線の敗北についての処置に関する問題でも、中1日が経過した段階で、舜水樹とどのような情報のやり取りがあったかなどの情報開示もない。

❐李牧のやることリスト。

元来のキングダムのテーマである、『戦は将軍次第』という部分に焦点を当てるなら、何よりもキングダムネタバレにおいて分析を進めなければならない対象は両軍の総大将である王翦と李牧です。

現在、キングダム本編でほとんで登場していない二人ではありますが、彼らの思考を前後状況から推考し、検証を重ねながら、キングダム本編にて、神(作者)の提示した条件と残している余白の範囲に収まるかどうかが重要になります。

朱海平原に限って李牧の役割を当てはめると、誰がどう見ても大将が死んだコトが明らかな岳嬰軍などは、総大将権限を持つ彼のテコ入れが必要なハズです。

また、「亜光を討ち取れば王箭軍にとって決定打になります」(キングダム566話)とまで言っていたのに、敵将の生死確認という重要な判断ですら、何故、何も情報のウラ取りなどしないのでしょうか?

李牧、仕事しろよ?

亜光を追い込む寸前までは、李牧はどうでもいい場面ですら登場していました。しかし、趙軍左翼に対して総大将として仕事するなら今の状況のほうがはるかに重要な局面であるにもかかわらず。今は全く仕事に手を付けていないのが笑えます。

上述のとおり、この12日目の戦闘を、キングダム本編で連載にて数回分に描き分け、一旦、飛信隊と玉鳳隊の勢いが止められ、次のピンチの対策として“亜光復活”のカードが切られる。などといったネタバレ予想筋も状況的には簡単に成立する。

現状、趙軍左翼の状況把握と作戦の大筋を立てているのは趙峩龍ですが、仮にこのまま趙峩龍が持つ認識のまま、趙軍の総大将まで亜光が死んだものと認識していたなら、それだけで秦軍が一気に優位になります。

戦術的にも、亜光軍が再度フル稼働できれば、キングダム579話の本編で判明した、秦軍右翼の配置を見ても分かるように。先発するであろう飛信隊と玉鳳隊を両翼とした、両翼包囲で撃破につなげることも可能です。

キングダム考察-がんじがらめの李牧




最終的に秦軍勝利で収束させるためには、現状の伏線を総合して分析すると。作者が王翦だけでなく、李牧も簡単に登場させることが出来なくなっている様子がよく分かります。

端的に言うと、この男に総大将としての仕事をさせないことで、秦軍が勝利条件が整いつつあることが分かります。

❐舜水樹の悪影響がまだ続く。

まず神(作者)はこの連載の5週間、本編内において2日分も趙軍サイドの陣営事情を描くこともできました。

しかし、下手に趙軍の作戦シーンを描こうものなら、非常に扱いに困るのが遼陽戦線を後にした舜水樹の扱いです。

まず、もしも李牧が、自国内での遼陽戦線の敗北自体を知らず、側近の誰も触れないようなら、ハッキリ言って趙将って全員アホなの?ってレベルの話です。

しかし逆に、舜水樹がきちんと事の顛末を李牧に報告していたとしたも、李牧が舜水樹に何らかの有効な指令を発していなければ、それはそれでおかしいことになる。

むしろ総大将の立場からすれば、キングダム575話で再提示された状況設定の反証を活かすだけで、

「列尾にはコチョウ将軍がいるので、そのまま楊端和の追撃をかわして鄴に向かって下さい。すでに楊端和軍が遼陽を簡単に脱出できないほど、各戦地を封鎖してあるので、追撃を心配する必要はありません。」とでも言えるだけの指示は出せるはずです。

どちらにせよ、結局は作者としても今更、舜水樹を列尾に追いやった理由として、他戦線からの干渉なく、シンプルに閼与戦線を描く以外の理由に合理的な根拠を見いだせない以上、最強の知将というキャラ設定である彼を下げるような判断などは非常に描きずらかったと思います。

❐すでに敗北の準備に着手する李牧

そして、もう一つ、李牧の動きが制約されている理由として、次に上げられるのは、

やはりこれも李牧の動きの反証から、王翦の所在地や戦略ネタバレに繋がるコトを防ぐという作者の狙いもあったと思います。

仮に、李牧が趙軍左翼の優勢さに確信を深めて、中央陣にて王翦の動きを注意ぶかく観察していたとしたら、それだけ王翦の演出可能性を大きく制限する形になります。

また、その逆で秦軍右翼のトドメを確実にするために、再び馬南慈の背後で入念に亜光軍対策に取り組んでいる状況を描いてしまうと、結局、秦軍右翼が勝てなくなってしまうしまうことになり、やはりこちらでも李牧の居場所がなくなってしまう結果になります。

つまり結局は、ほぼ秦軍右翼単独で決着がつくまでは、彼はこのまま仕事していない状態が続くことになります。

キングダムネタバレ580李牧も落胆信と飛信隊無双 以上

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんのキングダムネタバレ予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

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