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キングダムネタバレ鄴(ぎょう)攻め編予想 王翦の勝ち方と残された伏線

投稿日:3月 31, 2018 更新日:

(引用画像: 原泰久先生 作 キングダム)

連載でもだんだん伏線が集まってきて、原先生の基本的には史実ブレしない方向性もあり、鄴(ぎょう)攻め編も予想が固まってきましたね。

キングダムはネタバレや先割れしても面白い漫画として、原先生も描かれているので、俄然、予想にも力が入る漫画ですね。

鄴(ぎょう)攻め編は、史記の上で英雄王箭が歴史の表舞台に姿を現す最初の戦。

そして、それを描き切るとなると、やはり数年単位のプロジェクトになるといえます。

しかしながら、原先生、その遠大な先行きを我々に予想させる楽しみを与えつつ、後々に既知の出来事と繋げて驚かせてくれる重要な伏線も、コレまでに用意してくれている様な気がします。

そこで、ある程度の史実上の事実を踏まえてつつ、連載中のエピソード要素も振り返りながら、まだまだ続く『鄴(ぎょう)攻め編』の予想を楽しんでみたいと思います。

キングダムネタバレ鄴(ぎょう)攻め編 予想と考察—これまでの重要伏線『キングダム 第499話 』

さて、連載も毎週注目ですが、まだまだ続く王箭と李牧の戦いとなった『鄴(ぎょう)攻め編』、この戦いを分析する上で、決して忘れてはならない重要なエピソードが盛り込まれているであろうと思われる、伏線になる話があります。

『キングダム 第499話 手にする思い。』

コチラの話、別に、なにやら激しい戦闘シーンが描かれているわけでもなく、出世を果たした飛信隊の面々が華やかに多くの民衆に見送られながら、出立するといった部分の話です。

見せ場と言えば、進軍前に政の手元で保管されていた、王騎将軍の矛が政自ら見送りに来た際に信に手渡されたシーン。

第16巻を読んだ人はメッチャ震えたであろうと思います。

で、それ以降、掲載直後には気にもしなかった、コチラの話なんですが。

前述のとおり、私の中で先の展開を予想するためにも、非常に重要なエピソードが盛り込まれた話として、今、何度も吟味しながら読み返す話になってきています。

そのキッカケは、「第550話の期限の知らせ」を読んだ直後です。

3月22日発売のヤングジャンプでこちらの話を読んでみたところ、

王箭軍の兵糧があと10日分しかなく、

しかして秦軍としては桓騎軍の兵糧比べで包囲している、鄴の城に貯蔵されている兵糧が、難民を抱えた状態でも王箭軍のもつ兵糧を下回るか分からない状態、

つまり賭けに等しい状態で、王箭の戦略が進行しているコトが分かった際のこと。

はたして、王箭がそんな勝利の裏付けの乏しい博打みたいな戦争をするか??

と、味方の参謀である、李斯と昌平君が疑問を呈していたことから、

今回の鄴攻め、王箭自身にはまだ、味方にも一切話していない全く別の目論見があるのでは??と考え、

そういや王箭、出陣前に昌平君になにか、

「総司令、出陣前に一つ頼んでおきたいことがある。」などとこっそり相談していたな。

と思いだして読み返していました。

そして、そこで改めて気になりだした二つの事実が明らかになりました。

一つは、旧六代将軍である胡傷が、王箭を非常にリスペクトしていたコト。

二つ目は、総司令である昌平君が、この時点で、流れによっては「授けた鄴攻めの攻略は捨ててよい」と認めている点についてです。

特に二つ目については、

それって趙の国境の要衝、列尾城を確保せず、そのまま全軍で趙の王都圏になだれ込んだコトが、昌平君の攻略法を捨てて王箭自身の攻略方法で戦うという事になったとを指すのだと、今まで考えていたのですが…。

どうやらここにきて、それを超える想定規模で王箭の戦略が粛々と進行されているように思えてきました。

王箭が列尾を捨てたときに、一緒に捨てた昌平君の策は何だったのか??

それは単に、列尾城を補給の拠点にするという作戦を捨てたというだけの話ではなかった、という事を指します。

つまり、鄴の城を攻略するための手段を変更したのではなく。

そもそも、王箭の目的は、鄴ですらない全く別の標的を狙っているのではないか??という疑念です。

ここで旧六代将軍 胡傷が出てきたワケは??

王箭との関係は??

前述の、第499話で出てた故傷が何故気になったのか?

ココを読んでみると、旧六将のエピソードが登場する時って、

必ず、その戦につながる過去の因縁が語られ、今の秦の人材が、旧六将の残した宿命的な`何か'と対峙する形で描かれてきたコトがどうしても、思い出だします。

王騎が政と中華を目指す戦いに立ち上がった時、ホウケンとキョウについて語られていました。

合従軍編で万極と信が対決する時も、長平の大戦で勝利した白起が出てきました。

その同じく合従軍編では、蒙武にブッ潰された(笑)楚のカンメイが自国と六将の因縁を語る上で、旧六将の一人王コツを返り討ちにしたったぜー!的なコトを言っていましたね。

奇しくも、趙の側でもギョウ雲やら趙我龍の立場からも、旧三大天であった藺相如の闘いの因縁語られていますね。

また考えてみれば、

王箭本人も同じ大将格であるカンキ、楊端和と比べてみれば、彼らのように実年齢的に若い新六将世代というわけではなく、実質的には旧六将がいた昭王の時代背景や情報を握る謎多き人物でもあります。

そこで、もしかしたら故傷という人物は、第499話で語られる範囲の以外の事実で、単に昌平君の軍略の師匠であったというだけの話だけでなく、

そもそも、この鄴攻め戦について何かしら、他の旧六将のトキみたいに何か因縁やらがあり、

何故、故傷が王箭の事を気にかけるコトに繋がっていったのか?? 

何やらそこら辺のポイントに何か疑問を解く手がかりにるのではと考え、少し史実面から調べてみました。

キングダム考察-史実での胡傷、

史記には概略しか記されていませんが、今回の鄴攻めの王都圏である戦略拠点である閼与にて、旧六将であった胡傷が敗北したという因縁があったコトがわかります。

このこの事実は既にwikiにも情報があるほど有名なネタであったようです。

しかも、その敗北の相手というのが、いまだ廉頗と藺相如につづいてそのかつての脅威が描かれていない、旧三大天の一人であった趙奢であるコトも興味深い点でもあります。

以下— wikipediaより引用。

閼与の戦い(えんよのたたかい)は、中国戦国時代紀元前269年との間で行われた戦い。

紀元前269年、秦はを討とうとして、公孫胡昜に軍を率いさせて、閼与(現在の山西省和順県)に布陣した。趙王は廉頗楽乗に韓を救援してやるべきかと質問したが両者とも「道が険しくて難しい」と言った[1]。王は趙奢を呼んで訪ねた。趙奢は「道は険しいが、例えて言えば二匹のネズミが穴の中で戦うようなもの。将の勇敢なほうが勝つでしょう」と言った。趙王は趙奢を指揮官として救援に向かわせた。

趙奢は邯鄲から30里の地に塁壁を築いて進軍を止めた[2]。秦軍は武安の西に陣を敷いて趙軍を待ち構えた。ある日、趙軍の陣にスパイが入り込んだが、趙奢はスパイをもてなして帰してやった。趙軍は塁壁を築いていて進軍を止めている、というスパイの報告を聞いた秦の将軍は大いに喜んだ。趙奢はスパイを帰らせた後、軍勢を急行させ、閼与から五十里離れた所に陣地を築いた。これを聞いた秦軍は全兵力を趙軍に向けてきた。趙奢は許歴の意見を聞き入れ、厚い陣形をしいて、1万人を北の山上に登らせた。秦軍は遅れてやってきて、山を奪取しようとしたが登ることができなかった。趙奢は待機していた軍勢を繰り出して秦軍を大破した。

秦軍に勝利した趙奢は趙王から馬服君の称号を賜わり、許歴は国尉の称号を得た。

(史記〈上〉春秋戦国篇 (朝日選書): 田中 謙二, 一海 知義)

そして、今回の今回の鄴(ぎょう)攻めでも、一旦本命であったハズの、鄴ではなく、閼与を先に陥落させていることが分かっていますね。

同じく、wikipediaより引用。

紀元前236年(始皇11年)、桓齮楊端和らと(現・河南省)を攻めて先ず9城を取る。王翦は一人で閼与などを攻める。それから、皆兵をあわせて一軍とした。将軍になると18日間で軍中の斗食以下の功労のない者を帰らせ、軍をおよそ5分の1に減らし精鋭揃いに編成した。そして、それまで落とせなかった鄴などを落とす。

ここでは何故か王箭は、趙国内に残って戦う精兵と、そうではない兵に分けて秦国内に返してしまっていますね。

キングダム予想 王箭の狙いは閼与制圧

wikiに現在地名が入っていたから、気になって調べたところ…。

もしも、王箭が閼与を制圧して拠点に変えたら、問題になっている補給の困難さが一気に解決できる可能性が高まってきたことが分かりました。

仮に咸陽から鄴方面(現:河南省 臨ショウ)に直線的に兵站線をのばしても、カナリの距離。

約145時間の歩行距離、写真はぼやけていますが700Km近い兵站線になります。

もしも実際には咸陽よりも近い、金安などの補給基地を出発して補給線をつないでも、やはり大きく大行山脈の南端を迂回して列尾城を確保しながらの戦いをしながらの兵站維持の作戦が必要になりますね。

そして、それが不可能だから王箭はこの作戦を放棄したわけです。

ではもしも、史実通りに王箭が閼与(現在の和順県一帯)を拠点として押さえてしまえばどうなるか?

兵站線の端が秦国の北方領土である太原(ロウアイの反乱拠点でもあった都市)

あたりとスグにつながる。

しかもカナリ近い。

これなら維持するのもカナリ楽になるのでは??

↓  ↓               ↓  ↓

正直、史実にはどうやって閼与を攻め落としたかまでの詳細はないけれども、

これだけの事実が分かれば、先の展開もだんだんハッキリしてきたように考えられますね。

閼与を制圧し、残存して戦う精鋭部隊には、飛信隊、玉鳳隊、楽華隊が中心になる可能性が高い。

②残りは秦に帰国させる流れで(史実)、そのまま秦北方(太原周辺)からの兵站線の維持戦力にする。

③大行山脈一体の趙軍の駐屯部隊は、列尾城封鎖の為に殆どが南下してしまったために、趙北西部のフォローには手が回らない。

④そのまま、北方からの兵站戦確保が成立すると、あとは鄴を攻囲している桓騎軍にも補給線を伸ばせばよい。

とまあ、もしも閼与を攻略できれば、コレだけのメリットと新たな作戦展開が可能になることが分かります。

キングダム予想-今後の見どころ。

しかし、史実が分かったところで王箭軍が極めて厳しい状況にあるコトは変わりがないんですよね。💦

戦略が見えてきてもそれを実現できる、武力の裏付けが無ければキングダムが史記の行間を埋めることが出来ません。

そしてそこは、たとえ史実でネタバレしてもキングダムの面白さが全く落ちないポイントであると思います。

考察1.やはり、楊端和にも療養で勝ってもらわなくてはならない。

そのまま閼与も近い橑陽戦線、もしも勝てば秦にとって敵国内である趙北西部の拠点にもなり李牧本軍への牽制にもなる。

逆に楊端和軍が負けてしまえば、せっかく確保できた北の補給線が打撃を受けるコトになります。

おそらく、原先生が現在(3/22~)橑陽方面で先に王箭本軍よりも先に楊端和に決着を付けさせる闘いを描いているのも、その勝利を後の布石にするためでしょう。

考察2.王箭本軍の眼前に居る李牧を欺いて、別動隊をに送り出すに必要がある。

もしも、李牧が王箭の意図が与の制圧にあるコトを見抜いて、手を打ってしまえば元も子もありません。

現在、朱海平原には閼与本城とその周辺の支城から招集された兵士にて李牧は王箭と対峙しているハズなので、おそらく閼与本城は少数でも陥落が可能なほどの戦力しか残されていないと考えることが出来きます。

史記ではどの様に、閼与を制圧したかは詳しい記述はないですが、キングダムの現状から言って、閼与一帯の兵の大多数を野戦に引き付けたまま、手薄になった閼与の城を秘密裏に奪いとるという事なら、今の王箭軍でも可能ではないしょうか?

その際、王箭軍でもどの部隊がその役割を担うのか??

朱海平原にて現在、左翼の将として固定されている蒙恬にはそれは難しい。

では、玉鳳や飛信隊ではどうか??

彼らもまた李牧の目から見れば目立ちすぎる存在でもあります。

まだ、活躍の描かれていない、田里弥や倉央などの王箭配下の出番でしょうか?

また、仮にうまく別動隊を派遣できたとしても、趙国内の索敵のすべてをかいくぐっての閼与城を李牧に察知されずに陥落させるのは至難の業と言えるでしょう。

考察3.兵の大部分を秦に返して、北方補給線を維持するためにも、李牧本軍をどうやって無力化するか??

さい先よく閼与城を拠点として押さえることができても、そこから兵站線を維持できなければ、全く意味がありません。

現状では、いまだに王箭の前には、約10万人に近い李牧本軍が対峙しており、

楊端和軍が向かった、橑陽戦線にはいまだほぼ無傷の9万人の兵が健在です。

それらが、再び閼与とその周辺に展開される秦北部兵站線を分断するために攻撃してくるとなれば、前述の楊端和軍ともに閼与方面の兵で固める李牧本軍の壊滅させ無力化させなくてはなりません。

キングダム伏線-王箭から昌平君へ頼まれた策は何だったのか??

ここで、史実にもあったような、趙国内の売臣、カクカイを使った李牧が罷免されるといった離間策が昌平君に託された、と考えるのは早すぎると思いました。

おそらく、鄴攻めの範囲で考えるなら、北方の補給線を確保できた頃合いにすぐに、補給できるようにある期日をもって、太原方面に昌平君みずから、兵糧と兵員を配備するよう頼んだのでは??

しかしそれだと、現時点で昌平君ですら王箭の戦略を見抜けないという事にはなりにくいですよね。

現状はまだ、王箭が閼与を陥落させ、最終的に桓騎軍を中心に鄴を陥落させるまでのアウトラインが見えてきたにすぎない段階でしかありません。

今後展開される、新しい作戦を完遂するために昌平君の助力を仰いだものなのか?

或いは今回の鄴攻めよりも、もっと先のかけ離れたトコロにある王箭自身の野心の布石に係るものなのか?

続けて予想を深めていきたいと思います。

キングダムネタバレ鄴(ぎょう)攻め予想 王翦の勝ち方と残された伏線—以上

この先の展開についても、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

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